こりゃまてまて
『こりゃ まてまて』
中脇初枝 文
酒井駒子 絵
出版社 福音館書店
発行年月日 2008年5月15日
※月刊「こどものとも0.1.2.」2002年7月号
定価 本体800円+税
「こりゃ まてまて」
小さな女の子が、ちょうちょを追いかけています。
するとちょうちょは、
「ひら ひら ひら」と、飛んで行ってしまいました。
ちょうちょの次は、とかげ、はと、ねこと順に追いかけますが、
やっぱりみんな逃げて行ってしまいます。
すると女の子の後ろから両手が伸びて……
「こりゃ まてまて」と、小さな生きものたちを追いかけていた女の子は、
お父さんの大きな手に、「こりゃ まてまて」と捕まえられてしまいました、とさ。
お父さんに肩車をしてもらって、女の子はとってもうれしそう。
最後のお父さんの登場によって、
それまでのひとりだと思っていた女の子のシーンも、
きっと近くにお父さんの目があったのだなあと思います。
そう考えると、
女の子はずっとお父さんに見守られていたのだと分かって、
2度目に読んだときには、
1度目に読んだときとは別の、あたたかい気持ちがふわっと広がりました。
※月刊「こどものとも0.1.2.」2002年7月号
定価 本体800円+税
「こりゃ まてまて」
小さな女の子が、ちょうちょを追いかけています。
するとちょうちょは、
「ひら ひら ひら」と、飛んで行ってしまいました。
ちょうちょの次は、とかげ、はと、ねこと順に追いかけますが、
やっぱりみんな逃げて行ってしまいます。
すると女の子の後ろから両手が伸びて……
「こりゃ まてまて」と、小さな生きものたちを追いかけていた女の子は、
お父さんの大きな手に、「こりゃ まてまて」と捕まえられてしまいました、とさ。
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お父さんに肩車をしてもらって、女の子はとってもうれしそう。
最後のお父さんの登場によって、
それまでのひとりだと思っていた女の子のシーンも、
きっと近くにお父さんの目があったのだなあと思います。
そう考えると、
女の子はずっとお父さんに見守られていたのだと分かって、
2度目に読んだときには、
1度目に読んだときとは別の、あたたかい気持ちがふわっと広がりました。