いろいろ1ねん

『いろいろ1ねん』

著 レオ・レオーニ
訳 谷川俊太郎
出版社 あすなろ書房
発行年月日 2000年1月30日
※原書初版 1992年
本体価格 1,200円+税


ウィリーとウィニーは、双子のねずみ。
ふたりは1月1日に初めて雪の中を歩き、1本の木と出会います。
木の名前は「ウッディ」。

ウィリーとウィニーはウッディと友だちになり、おしゃべりをしたり、遊んだり……。

本書は1月から始まり、見開きごとに月が変わって、12月までの1年間の様子が描かれています。

ある月は、動けないウッディが危険にさらされて、ふたりは力を合わせウッディを守りました。またある月は、ウッディにくだものの実がなって、ふたりはおなかいっぱいになるまで実を食べさせてもらいました。

季節とともに移り変わる風景や、ウッディの様子。
月日が流れるにつれ、双子のねずみとウッディの関係が、少しずつ、けれど確実に深まっていくのを感じます。

レオ・レオーニさんのコラージュ画はとても美しく、縦長の判型はウッディの姿をより引き立たせてくれます。

最後は「メリー クリスマス!」。
さて、ウィリーとウィニーは、ウッディにどんなプレゼントを贈ったのでしょう。