ねむたいひとたち
”ねむたいひとたち”。
それは、家族4人でひとつの部屋履きに入れるくらい、小さな小さな人たちのこと。
おねまきを着て、ナイトキャップを被って、4人は揃って大あくび。
そしてのびをして、にんまり。
そのしあわせそうなこと!
縦12.5cm × 横12cm ほどの、小さな絵本です。
ページをめくるたび満ちていくのは、おだやかな気持ち。
まるで、ふかふかのお布団の中にいるような・・・。こちらまで、思わずまぶたが重くなりそうです。
作者は、『ブルッキーのひつじ』や『わたしの船長さん』などでおなじみの、ゴフスタインさん。本書は、初邦訳だそうです。
彼女の著書に共通して感じる、背筋がしゃんとするような気持ち。主人公たちの、強さのようなもの。それが、本書はどこか違っていて、のんびり、ゆったりとしています。
思わずこちらまで、にんまりしてしまうほど。
この “ねむたいひとたち” は、とても幸せそう。
それが、とてもうれしい。
眠る前におすすめの1冊です。
ココアとクッキーもお忘れなく。