のりものつみき

『のりものつみき』

文 よねずゆうすけ
出版社 講談社
価格 ¥850+税


“のりものつみき、つみきで のりもの なに つくる?”

赤と、青と、黄色と、みどり。

4色のつみきで作られるのは、
“つみきじどうしゃ”、“つみきバス”、
それから“つみききかんしゃ”に・・・。

穴抜きのしかけがほどこされた、
厚みのあるボードブック絵本です。

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目を凝らして表紙を見てみると、ぼんやりと車のシルエットが浮かんできます。見開きいっぱいに、ぎっしりつみきが並んだページをめくると、のりもののシルエットが現れるしかけになっています。次はなにかな?と、ページをめくる手が先へ先へと進みます。

はっきりとした色合いですが、赤は朱色っぽい、すこし黄みがかった色で、青や緑も、しっとりとした色合い。とてもきれいです。
よく見ると、ひとつひとつのつみきに、ちゃんと木目があるのがわかります。木目は繋がっているから、それぞれが1つ1つのつみき、というわけじゃないのかな?どんなふうに作られた絵本なのか、すごく気になります。(ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたいです。)

個人的には、“つみきで のりもの なに つくる?”のリズムが、すごく好き。言葉に出して、何度も読みたくなる絵本です。