14ひきのひっこし
『14ひきのひっこし』
作 いわむらかずお
出版社 童心社
発行年月日 1983年7月10日
価格 ¥1,200+税
お父さん、お母さん、
おじいさん、おばあさん、
そしてきょうだい10匹。
14匹のねずみたちが、
引っ越しのために、森の奥へと出発です。
坂道を登って、川を渡って、
夜は野宿をして・・・。
やっと見つけた、ぴったりな場所。
早速みんなで力を合わせ、
家作りに取りかかりました
* * * * * * *
おなじみの「14ひき」シリーズ、最初のおはなしです。自分たちで住む場所を探して、家を作るための材料を調達し、みんなで力を合わせて家を作り上げていきます。
運んできた笹を、きれいに並べて床を作るところとか、川から水を引いてくるところとか、向こう岸へ木の実を取りに行けるように、橋を架けるところとか・・・。ねずみたちの家作りは、本当にリアルです。子どもたちも、それぞれの仕事を、一生懸命こなしています。時には小鳥が側へやってきたり、おやつが運ばれてきたり。その様子はとても楽しそうで、わくわくします。思わず、仲間に入れてほしいなあと、そんな気持ちになったりして。
ひとしごと終えた後は、みんなで食卓を囲んで夕ごはん。こうして家族が集まる時間が、なによりも幸せなひとときですよね。