トトトのトナカイさん

『トトトのトナカイさん』

作 長谷川義史
本文デザイン オーノリュウスケ
出版社 ブロンズ新社
発行日 2006年2月25日
価格 ¥1,200+税



退屈なトナカイさんは、ひとりでしりとりを始めました。

「トナカイの イから
イ、イ、イ、イ、イ、イ」

と、そこへ、「イノシシー」とイノシシさんがやってきて、
次に、「シマウマー」とシマウマさんがやってきて・・・。

楽しいしりとり遊びの絵本です。

* * * * * * *

新しい絵本を手に取ってひらくとき、ついつい言葉に出したくなる絵本があります。この絵本は、まさにそんな絵本でした。

言葉のリズムが良いことはもちろん、「イノシシー」だとか「シマウマー」と書いてある、その字体がすごく良い。なんというか、力強いのに、抜け感があるというか・・・。とにかく、声に出したくなる文字なんですよね。そういうことを感じたのって、もしかすると初めてかなあ。
手書きのこの文字を、どんな風に読もうかな・・・そう思って、わくわくしてしまいました。

動物たちの表情もすごく良くって、なんだかおちゃめ。
個人的には、「カバ   」のところが1番好きです。

ゆかいな動物たちとのしりとり、みなさんもいかがですか?