おばけパーティ
『おばけパーティ』
作 ジャック・デュケノワ
訳 大澤晶
出版社 ほるぷ出版
発行日 1995年6月1日
価格 ¥1,400+税
ある晩のこと。
おばけのアンリは、友だちみんなを招いておもてなし。
ところが、どうしたことでしょう!
アンリが出したカクテルを飲んだら、みんなそれぞれカクテルと同じ色になってしまうし、スープを飲んだらスープの色に、チーズを食べたらチーズの色(チーズのでこぼこまでその通り!)になってしまうおばけたち。
さらに、最後のごちそうを食べたみんなは、なんと透明になってしまいました。
どうやって元の姿に戻るのかな?
もしかすると、元の姿が透明なのかな・・・?
おばけたちの会話は、どこかおちゃめで愛らしい。
おばけと言っても、ちっともこわくない、かわいいおばけたちのお話です。
* * * * * * *
ジャック・デュケノワさんの手掛ける、「なかよしおばけ」シリーズ。
私がざっと調べただけでも、以下の21作品!
(抜けているものがあったらごめんなさい)
『おばけパーティー』
『おばけネス湖へいく』
『おばけの地下室たんけん』
『おばけびょうきになる』
『おばけまほうにかかる』
『おばけのゆかいなふなたび』
『おばけのゆきだるま』
『おばけがっこうへいく』
『なかよしおばけとちびちびおばけ』
『なかよしおばけといたずらネッシー』
『なかよしおばけのびっくりおふろ』
『なかよしおばけのゆかいなけっこんしき』
『おばけだぞぉー!』
『おばけのたんじょうパーティー』
『おばけのまほうのレッスン』
『おばけのドラゴンたいじ』
『おばけのおもちゃばこ』
『おばけのたからさがし』
『おばけとにじいろのようせい』
『おばけときょうりゅうのたまご』
『おばけのうちゅうりょこう』
(すべてほるぷ出版刊)
恥ずかしながら、私は最初の8作(『おばけパーティー』と同じ、横長で、左端に色が付いているシリーズ)しか知りませんでしたが、改めて調べてみると、こんなにもたくさんあってびっくり。
ちょっと不思議な世界だけれど、おばけたちはちっとも怖くない。
だから安心して、その世界を覗けるのかな。わくわくする気持ちは、どんどんふくらみます。
こんなゆかいなおばけたちだったら、会ってみたくもなるかも!
ちなみに、『おばけパーティー』と、『おばけの地下室たんけん』、それから『おばけびょうきになる』は大型絵本も出ています。
おはなし会などでもおすすめの絵本です。