おひさまがいっぱい
『おひさまがいっぱい』
詩 与田準一
絵 堀内誠一
出版社 童心社
発行日 1975年10月25日
価格 ¥1,000+税
おひさまが
いっぱいで
こんなに
すばらしいのに
ね。
(本文より)
(本文より)
* * * * * * *
ここのところ、良いお天気が続いています。
今日も朝から眩しいくらいのお天気で、街路樹の葉っぱや、花壇の草花や、アスファルトのうえを、たくさんのおひさまが、きらきら、きらきらしていました。
それなのに、私は朝から慌ただしくて、店の中をあがったり、降りたり。パソコンを叩いたり、電話をかけたり、ファックスを送ったり。
少し落ち着いて、ふと窓の向こうの景色を眺めると、やっぱりおひさまがいっぱいで、冒頭に引用したこのフレーズが浮かびました。
「おひさまが いっぱいで こんなに すばらしいのに ね。」
与田準一さんの言葉も、堀内誠一さんの絵も、本当に素敵です。
絵本の中では、夜中に起きていたねずみや、こねこや、こいぬが、うとうと、うっつらうっつら、こっくりこっくり、居眠りをする姿が描かれています。
あたたかくて、おひさまのにおいがして、うっかり一緒に、うとうと居眠りをしてしまいそうです。