ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑

『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』

作 盛口満
出版社 岩崎書店
発行日 2010年10月5日
価格 ¥1,400+税


いろんな形のドングリ、いろんな色をしたドングリ、
普通のドングリもあれば、珍しいドングリもある。
大きいものも、小さいものも、丸いものも、細いものも。
なかには、おいしいドングリだってある。

ドングリの帽子 (殻斗) だって、ドングリによってほらたくさん!

もっと寄って拡大してみたらどうだろう?
解剖してみたら?

外国のドングリと見比べてみるのもおもしろいね。
似ているところもあるけれど、ひとつひとつがみーんな違う。

そんなドングリに迫った、とっておきの図鑑です。

* * * * * * *

本書を開けば、見開きいっぱいに描かれたドングリ。
拡大表示があるもの以外は、全て実物大というのも嬉しいところ。

本書を読んで、子どものころ、ただただドングリを袋いっぱいに集めていたことを思い出しました。
今思えば、目的もなくなぜそんなことをしていたんだろうと思うけれど、
作者の盛口さんはそのことについて、「ドングリはいろいろだから」 だと綴られています。

ドングリはいろいろだから、集めたくなる。
子どもたちが集めた、そんな宝物のようなドングリたち。

こんな図鑑と、私も子ども時代に出会いたかった!
今の子どもたちが、ちょっぴり羨ましくも思ってしまうような1冊です。