サンタのなつやすみ
『サンタのなつやすみ』
作 レイモンド・ブリッグズ
訳 作間由美子
ブックデザイン 田辺卓
本文書き文字 藤山秀子
ブックデザイン 田辺卓
本文書き文字 藤山秀子
出版社 あすなろ書房
発行年月日 1998年5月15日
価格 ¥1,300+税
※原書『FATHER CHRISTMAS GOES ON HOLIDAY』1975年発行(イギリス)
※原書『FATHER CHRISTMAS GOES ON HOLIDAY』1975年発行(イギリス)
夏がきて、さむがりやのサンタさんは、フランスへ旅に出ることにしました。
キャンピングカーだと高くつくからと、そりを改造してキャンピングカーにしてしまったり、
フランス人に見えるように青いジャケットを着てフランスパンを持ってみたり、
なんとも自由で愉快なサンタさん。
けれど、立派な白いひげにふとっちょのからだ、
おまけに2頭のトナカイまで連れているものだから、
正体がばれそうになっては、スコットランドへ行ったり、ラスベガスへ行ったり・・・。
結局はお金がなくなってしまい、家に帰ることに。
夏休みの間に届いていた、たくさんの手紙に目を通し、
クリスマスの準備にかかることにしましたって。
* * * * * * *
本書は、『さむがりやのサンタ』の続きのおはなし。
あのサンタさんが、夏休みどうしてるか・・・
そんな秘密がここに詰まっています。
はちゃめちゃなサンタさん。
けれど、ユーモアと愛嬌があって、とってもたのしい。
『さむがりやのサンタ』よりセリフは多めですが、
『さむがりやのサンタ』同様に、漢字表記はありません。
(どちらもカタカナ表記はあります。)
サンタは、今何をしているのかな?
年中通して、そんな想像をめぐらすのが、楽しくなってしまいますね。