ハリーとうたうおとなりさん
『ハリーとうたうおとなりさん』
作 ジーン・ジオン
絵 マーガレット・ブロイ・グレアム
訳 小宮由
出版社 大日本図書
発行年月日 2015 年11月25日
※原書『HARRY AND THELADY NEXT DOOR』
価格 ¥1,400+税
ハリーのお隣さんは、高くて大きな声で、歌を歌います。
その歌を聴くと、耳が痛くなってしまうハリー。そこで、なんとかやめてもらおうと、あの手この手で奮闘します。
ところが、お隣さんは、歌うことをやめないどころが、もっと高く、もっと大きな声で歌って・・・。
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『どろんこハリー』をはじめ、『うみべのハリー』や『ハリーのセーター』でおなじみ、犬のハリーは、黒いぶちのある白い犬です。
そんなハリーの未翻訳だったおはなしが、この度出版されました。大日本図書さんの「こころのほんばこ」というシリーズで、絵本から読み物へ移行する時期の子どもたちに向けて、訳者の小宮由さんが、蔵書の中から厳選され、翻訳されたシリーズだそうです。
文字は縦書きで、簡単な漢字表記がありますが、ルビがふってあります。たっぷり添えられた挿絵は、どれもやっぱりすてき。『どろんこハリー』同様、すべて緑と黄色で色付けされています。
さて、家の人に怒られるようなこともしてしまうハリーだけれど、決して悪気がある訳ではありません。思うがままに行動するハリーは、たくましくて、それでいて、愛らしい。
おはなしの続きを想像するのも、また楽しい1冊です。