どんぶらどんぶら七福神
『どんぶらどんぶら七福神』
文 みきつきみ
画 柳原良平
出版社 こぐま社
発行日 2011年11月20日
価格 ¥1,000+税
船に乗ってやってきた、七人の神さま。“どんぶら どんぶら なみわけてどんぶら どんぶら 宝船あれに みえるは しちにんのふくの かみさま 七福神”
それぞれの神さまについて、それぞれ見開きで、
その特徴や風貌が紹介されています。
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冒頭の引用からもお分かりいただけるように、
言葉のリズムがすごくいいです。
特に私が好きなのは、七人目の寿老人(じゅろうじん)のところ。
“ななつついつい声に出したくなる、とってもゆかいなリズムです。
ながいき 寿老人
しかを おともに つえ ついて
ぽくぽく ぽくぽく どこまでも”
柳原良平さんらしい切り絵で描かれた七福神たちは、
愛嬌があって、なんだかほがらかな気持ちになります。
柳原さんといえば、サントリー入社時に考案された、
ウイスキーの「アンクルトリス」さんでも有名です。
そんな彼がちょうど80歳のときに出版されたのが、この絵本です。
50年以上も前から絵本作家として活躍され、
今も変わらぬ作風で、子どもたちにも愛され続けている作家さんです。