ナミチカのきのこがり
『ナミチカのきのこがり』
作 降矢なな
出版社 童心社
発行年 2010年9月10日
価格 ¥1,300+税
ある日ナミチカは、おじいちゃんと、いとこのアンドレと一緒に、きのこ狩りに行くことになりました。
ナミチカにとって、はじめてのきのこ狩り。おじいちゃんはきのこを見つけると、毒があるだとか、フライにするとおいしいだとか、ひとつひとつのきのこのことを、丁寧に教えてくれました。
けれどナミチカは、きのこを探している間に、どんどん森の奥へと入っていって・・・。
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長野に「森のおうち」という絵本美術館があって、いつか長野に行く機会があったら、ぜひお伺いしたいなと思っていました。
先日、やっとのことで念願叶い、ちょうどその時に展示されていた原画のひとつが、この『ナミチカのきのこがり』でした。
私は、降矢ななさんの絵が大好きです。『めっきらもっきらどおんどん』や『きょだいなきょだいな』、『おっきょちゃんとかっぱ』、「まゆ」シリーズ・・・。降矢ななさんの絵は、見れば見るほど、その繊細さや美しい色づかいにうっとりします。
子どものときは、お話に夢中で気が付かなかったけれど、大人になってから改めて読み返して、こんなにきれいな絵だったっけ!と、感動しました。
子どものときに気が付かなかったなんて、なんてもったいない!と思うのだけれど、それほど降矢ななさんの絵は、どのお話にもぴったり寄り添っていて、お話と同じ呼吸をしているのだろうなあ、とも思います。
ちなみに、森の奥でナミチカは、赤い帽子の小さなきのこたち(表紙の子たちが、動き出すんですよ)と出会うのですが、このきのこたちがとにかくかわいい!
「森のおうち」さんでの原画展は、2014 年11月18日(火)まで。
降矢ななさんのこの他の絵本や、出久根育さんの絵本の原画も展示されているので、よければぜひ。
「森のおうち」さんホームページ : http://www.morinoouchi.com/