やさいのおなか
『やさいのおなか』
作 きうちかつ
出版社 福音館書店
発行日 1997年1月31日
価格 ¥1,000+税
野菜のおなか(断面図)が白黒で描かれていて、「これ なあに」。次のページをめくると、カラーの断面図と、その野菜の絵が描かれています。出てくる野菜は11種類!大人が見ても、ん?と思わず首をかしげてしまうような難しい“おなか”も出てきます。視点が楽しい、クイズ形式の絵本です。
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先日、おはなし会(大きい子のじかん)でこの絵本を読んだところ、子どもたちは大盛り上がり!
中でもおもしろかったのが、たけのこの断面図を見た男の子が「ごりら!」と言ったところ。確かにごりらに見えるかも・・・。
ご参加くださっていたお母さんたちも巻き込んで、とても楽しい雰囲気になりました。そんな風に、これはああも見えるね、こうも見えるね、なんて自由な想像をふくらませるのもわくわくします。
中でもおもしろかったのが、たけのこの断面図を見た男の子が「ごりら!」と言ったところ。確かにごりらに見えるかも・・・。
ご参加くださっていたお母さんたちも巻き込んで、とても楽しい雰囲気になりました。そんな風に、これはああも見えるね、こうも見えるね、なんて自由な想像をふくらませるのもわくわくします。
身近なものだけれど知らなかった姿(みなさん、トマトの断面図は思い浮かびますか?)や、新しい視点(たけのこの断面図がごりらに見えるなんて!)に出会えることが、なんと言ってもこの絵本の醍醐味です。
絵本を閉じた後も、じゃあこの野菜は?この果物は?おなか以外の、裏はどうかな?種を切ってみたら・・・?そんな風に、たくさんの気付きが生まれそう。
ちなみに実は小さなヒントがあって、例えば表紙に描かれている“おなか”の枠をよく見ればオレンジ色をしていますよね。
それぞれの断面図は白黒ですが、その枠は、答えの野菜をイメージする色になっているんですよ。
それぞれの断面図は白黒ですが、その枠は、答えの野菜をイメージする色になっているんですよ。
※関連する絵本として、『やさいのせなか』、『くだものなんだ』(どちらもきうちかつ作、福音館書店)があります。