なにをたべてきたの?

『なにをたべてきたの?』

作 岸田衿子
絵 長野博一
出版社 佼成出版社
価格 ¥1,300+税


しろぶたくんは、とってもお腹が空いているみたい。食べるものを探して歩いていきます。すると、おいしそうなりんごを見つけました。「いただきまーす」しろぶたくんがりんごを食べると・・・あれれ?お腹に赤い丸が見えます。次に食べたのはレモン。今度は、しろぶたくんのお腹に、赤と黄色の丸が見えました。それでもまだ足りないみたい。メロンにぶどうまで食べて、それでももっと何か食べたいと、歩き続けます。そこでしろぶたくんが見つけたものは・・・?

* * * * * * * *

絵本の中に出てくるのは、たくさんのぶたたち。はんぷしゃーくん、ちぢれっけのぶたくん、ぶちのぶたくん・・・と、種類もさまざま。そんなみんなは、どんどんカラフルになっていくしろぶたくんに、「きれいになったみたい」、「すてきになったねえ」 と、声を掛けます。
けれど、あるものを食べたせいで (おかげで?) すっかり元通りに。
シンプルな繰り返しで展開されるストーリーも素晴らしいし、ぶたくんたちの豊かな表情も魅力的。食べものや色に興味を持ち始めた小さなお子さまにもおすすめの1冊です。