母の友 2014年7月号

『母の友 2014年7月号』

出版社 福音館書店
発行日 2014年7月1日
価格 ¥505+税

pieni silta

今月号の特集は、“幼年童話に親しむころ”。
絵が物語を語る「絵本」から、言葉や少しの挿絵によって物語を語る「童話」や「読みもの」と呼ばれる本へと足を踏み入れていく子どもたち。その橋渡しとなるのが「幼年童話」と呼ばれるジャンルです。と言ってもその定義はとても曖昧で、ここでは市立図書館の司書をされている伊藤明美さんが、図書館においての定義や、子どもたちに人気のある幼年童話について紹介されています。
私がとても共感したのは、幼年童話に出合うべき時期と読書能力のお話、なかでもそれを手渡す大人の配慮や心持ちについて述べられているところです。文字(あいうえお・・・)が読めることと、物語をイメージしながら文章が読めることとでは随分違いますよね。その点を分かりやすい言葉で述べられているので、「いつまで大人が読んであげたらいいの?」なんて疑問をもっていらっしゃる方には、特におすすめしたい特集です。

人の育ちに寄り添う仕事に就いた人々の、仕事への思いと歩みを丁寧に聴く新シリーズ「育てる人」も始まりました。第1回目の今号は、「りんごの木子どもクラブ」代表の柴田愛子さんのお話です。

来月号の特集1は、“絵本?おもちゃ?しかけ絵本の世界”。しかけ絵本の魅力と、通常の絵本との違いとは?
特集2は“いま、日本にある危機”。貧困や格差など、社会に広がるひずみの原因を探ります。
どうぞお見逃しなく!

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入って正面、奥の棚です。
少しですが、当店でも幼年童話ややさしい読みものを取り扱っております。ご相談もお気軽にどうぞ!